お互いが同じ性別(男と男、女と女)のカップルを指す言葉には、
ホモ・オカマ・ニューハーフ・オナベ・レズなど、差別的な意味の言葉も含めて、さまざまな呼ばれ方があります。
しかし、一見同じように感じる同性愛者たちの呼称にも、実は大きな違いがあり、差別的な表現は控えるべきなのです。
間違った知識と情報のせいで、世間の人々から偏見を持たれることが多かった同性愛者たちのセクシャリティを、今一度学びましょう。
自分が男性であることを理解していながら、性の対象を男性としている人を指します。自己をより男性らしく見せようとするのが特徴です。
ゲイに対して侮辱や差別的な意味を含めた総称。あまり使うべきではない呼び方ですが、本人が自虐的な笑いを取るために使うことも多いようです。
男性の肉体に女性の心(脳)を持った人が、カラダとココロの性を一致させるために、外科的手法で肉体を女性化させている人を指す。最近では「性同一性障害」といわれています。
男性であるがゆえ互いに発情頻度が多く、射精で果てる単発型発情のゲイ。互いにペニスを持っているため、アナルプレイを好む場合には“掘り合い”も可能。ただし、「ゲイ=アナル好き」というわけではないので、誤解をしてはいけません。
女性であることを自他ともに理解していながら、性の対象を女性としている人を指します。肉体の男性化を望み、実践している人を「オナベ」といいます。
一般的に使われる呼称ですが、「ホモ」と同様に、どちらかといえば侮蔑的な意味が込められた呼び方です。乱用は避けましょう。
当事者たちが、自らのアイデンティティを積極的に表す呼称です。「レズビアン」とほぼ同義なのですが、なぜかこちらが好まれているようです。
アニメや漫画の世界で、レズビアンのシーンやキャラ設定などを指す時に使われる用語。当事者たちが使うことは、まずありません。
お互いに挿入性器を2つずつ(膣とアナル)持っているため、双頭ディルドを使い合えたり、ローターやバイブで責め合うことも。
男性の射精感をはるかに上回るオルガズムを得られるため、女性同士ならではのオーラルセックスなど、スロー&ロングプレーも好まれます。
「タチ」とは、責める側の人であり、セックス時に主に男性的役割と位置付けられています。
ゲイでは挿入する側、レズビアンでもペニバンやディルドなどを使って責める側のポジション。
タチの分類もまた奥深く、定義が一定していません。 語源は歌舞伎の立役(男役)からきているのです。
「リバ」とは、状況に応じて「タチ」にも「ネコ」にもなれる、柔軟性のあるポジションをさします。
全比率としてはリバが多く、その中でもさらに「タチ寄り」と「ネコ寄り」で分かれています。
必ずしも「タチ×ネコ」という組み合わせではなく、タチ×タチ、ネコ×ネコなどの同ポジションが絡むこともあるようです。
「ネコ」とは、受け身になる側の人です。セックスにおいてゲイでは挿入される側、レズビアンでは責められる側、というポジション。
語源は工事現場で使う一輪車(ガテン系用語でネコと呼ばれる)からきています。
セックス時の姿勢がその一輪車に似ているために、その名で呼ばれるようになりました。
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