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アクション比較(スイング&振動性能)
前立腺バイブの優劣に大きく影響するのが、スイングやバイブレーションなどの各アクション機構。多彩な動きができるのもいいですが、的確な動作ひとつで多くのアナラーを魅了するモデルも、また優秀といえるでしょう。
また、どんなに素晴らしい機構でも、動きがちゃんと伝わらなかったり、挿入中に止まってしまうようでは意味がありません。そのため、電動モデルは回転トルクや振動強度などのパワー面も重視されます。
この項目では、そんなアクション機能全般を総チェック。スイングと振動のパワーレベルを実測し、それぞれの動作バリエーションなどのスペックとともに比較しています。
トルク計測方法
バネ秤で負荷を掛けて停止した数値を
ヘッドスイングの最大トルクとして比較
ヘッドにバネ秤を接続した状態でスイングさせ、動きが止まるまで負荷を掛けます。スイングが止まった時点の加重を最大トルクとして数値化。一般的なトルクの計算式(単位)である「N・m」とは異なりますので、ご注意ください。
スイング比較
NEXUS
- 最大トルク
(NLS実測) - 3.12kg
- スイング
パターン - 4種類
(2速×左回転・右回転)
「NEXUS REVOシリーズ」が支持されているのは、何といっても圧倒的にトルクが強いから。その事実を数字で見事証明してみせました。スイング方向が選べるのもNEXUSのみで、ゆっくりジワジワ圧迫する動きも素晴らしいですね。
Spotty
- 最大トルク
(NLS実測) - 1.63kg
- スイング
パターン - 3種類
(2速+ランダム・左回転のみ)
体感的にはけっこうトルクフルなのに、検証結果では平凡な数値に留まりました。独自のランダム回転は、回転の途中で不規則に動きが止まるという仕様。これが快感にどう影響するかは、けっこう個人差ありそうで、評価が分かれるところ。
LEVETT
- 最大トルク
(NLS実測) - 1.72kg
- スイング
パターン - 3種類
(3速・右回転のみ)
スローながらも非常にトルクフルで、グ・グ・グ…と確実に圧迫してくる頼もしさがあり、それは実測値にも現れています。スイングスピードは3速設定ですが、実質的な変化に乏しいのが残念。ただ、ゆっくり好きなら、さほど気にならないでしょう。
マーベリック
- 最大トルク
(NLS実測) - 1.18kg
- スイング
パターン - 3種類
(3速・右回転のみ)
明らかにスイングが軽く、グッと負荷を掛けると壊れそうに感じるほど。ローリング範囲も心なしか狭いので、あまり前立腺刺激には適していない印象を受けます。動作パターン、スピードともに凡庸で、可もなく不可もなくという感じ。
PRO-E
- 最大トルク
(NLS実測) - 1.16kg
- スイング
パターン - 3種類
(3速・左回転のみ)
数値的には“マーベリック”と僅差ですが、こちらには剛性感があり、ギュッと握っても頼もしく押し返してきます。スピードの段階もハッキリ異なるので、切り替える意味がありますね。アンダー組の中では、かなり優等生かも。
エネオルガ
- 最大トルク
(NLS実測) - 1.05kg
- スイング
パターン - 3種類
(3速・右回転のみ)
スイングスピードは最速ですが、明らかにトルク不足。剛性感も物足りず、負荷を掛けるとポッキリいっちゃいそうな不安がありました。ただ…小型モデルは搭載しているモーターも小さくなるので、ある程度は仕方ないことでしょう。
振動性能比較
“LEVETT”の特殊なスライド機構は評価外として、“マーベリック”の強烈かつ身体の広範囲にまで響く振動特性は特筆モノ。それ以外は横並びに近かったものの、やはり高級モデルの静音性は一歩上。“エネオルガ”などは、けっこう気になる高音でした。
NEXUS
- 動作
パターン - 6種類
(強弱3+リズム3)
震えるのは会陰部のみですが、振動特性はパワフルかつ繊細。パターンも多くはないものの、どれもキチンと気持ちよくしてくれる動きで、ムダなパターンがありません。
Spotty
- 動作
パターン - 5種類
(強弱2+リズム3)
ヘッドと会陰部のWローター。3種のリズム振動を備えますが、どれも強弱の抑揚がなく、今ひとつ物足りない印象。バイブ特性的には、繊細で強度も十分です。
LEVETT
- 動作
パターン - 3種類
(スライド3速 ※振動なし)
唯一、振動機能がなく、代わりに会陰部をマッサージするようなスライド機構を備えています。この機構にリズム動作はなく、3段階のスピード設定のみです。
マーベリック
- 動作
パターン - 7種類
(強弱3+リズム4)
ヘッドと会陰部のWローターですが、別々には制御できない仕様。どちらもけっこう広範囲に響く特性で、パワーは十分。動作パターンも豊富に揃っています。
PRO-E
- 動作
パターン - 7種類
(リズム7)
偶然でしょうが、アンダー組はすべてヘッドも震える設計です。ただ、本作は振動になぜか強弱の区別がなく、7パターンあっても単調さが目立ちました。
エネオルガ
- 動作
パターン - 10種類
(強弱3+リズム7)
もっとも豊富な動作パターンを備えた、Wローター仕様。パワフルな振動はヘッドから前立腺を効果的に震わせます。振動のみOFFにできるのも美点でしょう。
アクション比較
(スイング&振動性能)
まとめ
(スイング&振動性能)
高級機と廉価モデルで、振動に対するスタンスが大きく異なっているのが興味深いですね。本来、前立腺への刺激に的を絞るならヘッド振動は無用なのですが、基本性能の低さを振動刺激でカバーしようという意識が働くせいか、廉価モデルは総じて振動機能を充実させています。それ自体は決して悪くないのですが、できれば振動OFFが選べて然るべきでしょう。
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